「一汁一菜でよいという提案」ブックレビュー

土井善晴先生が好きで、先生がTVに出ていると拝見します。

お仕事の美しさや、料理を作る時の「なぜ」、お料理に対するこだわりなど、そのお話に魅了されています。


前々から気になっていた土井先生の本、先日ようやく手に取って読みました。

タイトルもシンプルで直球!

毎日食べるお食事に対しての先生のお考えはまさに哲学。

お料理を作るという事を気負わずにする。

読者に向けられた愛情がいっぱい詰まった一冊です!




食いしん坊の私は、先生の語る季節の食材の描写を繰り返し繰り返し読みました。

今の季節のものだけでなく、もう少し先の夏、その先の秋、そして冬、来年の春。

あれを食べよう、これが食べたい!

どれだけ食いしん坊なんでしょうね。




私は食事には汁物がついているのが好きです。

汁物がある時、ない時では、食後のお腹の充足感が違うように感じます。

汁物がない時は、ほどよく食べたはずなのに、食後のお腹は物足りなさを感じて、何かつまみたくなります。

汁物がある時は、お食事をした!という満足感が得られて、「今日も美味しかった!」と体が喜んでいるような感じさえします。

特にお味噌汁の味噌味は、日本生まれの発酵調味料ですから、日本人のDNAに何かしらの作用があるんじゃないかしら?なんて大袈裟に考えたりもするのですが。



さて、汁物の調理法は「煮る」。

他の調理法の「焼く」「炒める」「揚げる」と違い、食材を液体の中で加熱することで柔らかく消化の良い状態にして食べることができ、胃腸に優しい調理法です。

また食材のエキスも汁に溶けだしていますから、吸収もよさそうな感じです。

このことからも、汁物のもたらしてくれる体の満足感が理解できるような気がします。



20代の頃は、食事はご飯とおかずさえあれば良いと思っていたのですが、今ではなるべく食事には味噌汁をつけます。

一番には汁物(お味噌汁)が好きだから。そしてお腹の充足感が得られるから。

冷蔵庫を見て「今日のお味噌汁には何を入れようか」と考えている時、食材を切って並べている時、心からワクワクします。




「一汁一菜でよいという提案」、まだ読まれていない方はぜひ!

おすすめです。








センチメンタルなシノワマニア

おいしいものの記憶はいつだってセンチメンタル。 シノワマニアな管理人の日常備忘録。

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